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社長の部屋2025年2月13日

先日手刻み同好会に行って来ました。

羽根建築工房の社長のお話が熱くて心地良かったです♪美しい建物。手刻みでなければできない美しい構造美の事を語っていました。自分の仕事を熱く語れる事が美しいですね。

近年木造建築のほとんどがプレカットといわれる、木造の骨組みをオートメーションの機械で柱穴、接合部などを脅威的な速さで加工する事を採用されております。30年ほど前はほぼすべての木造住宅は大工さんが構造図を書き柱穴,接合部などを手道具で刻んで加工していました。それが手刻みといわれるものです。手刻みはまず構造図を薄い板などに大工さんが書くことから始まります。同じ家の図面でも、大工さんによって組み方,材料の大きさ等同じにはなりません。まずその事で、大工さんの価値の違いが出ていましたね。その後その図面を元に実際に使う木一本一本に加工する穴の位置カットする位置、接合部の仕口と言われる所などを墨さしといわれるもので書いていきます。これが墨付けと言われるものです。手刻み、とひとくくりになる事が多いですが、構造図 墨付け 刻み

どれもが最重要なものです。

私たちは現在でも手刻みを採用する事が多々あります。先ほど申し上げた3つの最重要スキルを身につけて、大工仕事とはどういう心構えで仕事に向き合うべきか等他の大工仕事では到底体験できない事があるので特に若い子には体験してもらいたいので,手刻みをします。

これは手刻みを初めてする職人に実際木組みの模型を作ってもらいました。これを見ると自分の今刻んでる部位が分かりやすく、想像できるから良いです。この模型を作るだけでも十分勉強になります。

実際の木を加工する際には間違いは許されません。

その緊張感がまた良いです。

なにはともあれ手刻みを多くできるような会社でありたいと思っております。

お客さんの利益を損ねず、職人さんのキャリアが形成され美しくカッコいい家をつくり続けれるよう努めていきます。